乗りつぶしとは?自分のルールの決め方と、続く記録のつけ方
乗りつぶし記録をつくるなら、この内容をそのまま作れます(見本は無料)。
乗りつぶしは、鉄道の路線を一つずつ乗っていき、乗った区間を記録していく楽しみ方です。ある路線や会社の区間を全部乗り終えることを「完乗」と言います。決まった公式のルールはなく、何を「乗った」と数えるかは自分で決めてよいものです。ただ、最初に決めておかないと、あとで記録を見返したときに迷います。ここでは、迷いやすい点の決め方と、続けやすい記録のつけ方をまとめます。
まず決めておきたい6つのこと
1. どの範囲を目標にするか
いきなり全国の全線を目標にすると、先が長すぎて途中で止まりがちです。たとえばJR九州だけでも、23路線・2,342.6km(2025年3月時点)あります。最初は「住んでいる地方のJR」「新幹線ぜんぶ」「よく使う私鉄1社」のように、1〜2年で届きそうな範囲から始めると続きます。
2. 通過しただけでも数えるか
駅で降りず、列車に乗って通り過ぎただけの区間を数えるかどうかです。多くの人は列車に乗って通った区間は数えることにしています。駅に降りることまで目標にすると、それは「駅めぐり」に近い別の楽しみ方になります。
3. 新幹線と在来線を別に数えるか
同じ東京〜新大阪でも、新幹線と在来線は線路が違います。乗りつぶしでは別の路線として数えるのがふつうです。運賃の計算では新幹線と在来線が同じ線として扱われる区間もありますが、乗った線路で考えるほうが記録として分かりやすくなります。
4. 片道でよいか
ある区間を片道だけ乗れば数える、という人がほとんどです。往復を条件にすると、旅の組み立てが難しくなります。
5. 夜や寝ている間はどうするか
夜行列車で寝ている間に通った区間や、真っ暗で景色が見えなかった区間を数えるかどうかは、人によって分かれます。「乗っていれば数える」と決めておけば迷いません。景色を見ることを大事にしたい人は、昼にもう一度乗る区間として印を分けておく方法もあります。
6. 廃止された区間や、乗りかえの短い区間
廃止された路線は、乗った記録があれば残しておき、全体の目標からは外すのが扱いやすい形です。駅の構内のような短い区間は、気にしすぎると先へ進めないので、大まかに数えてかまいません。
決めたルールは、記録の最初のページや表の上に書いておきます。数年たつと自分でも忘れるからです。
記録のつけ方を比べる
| 方法 | よい所 | 気をつける所 |
|---|---|---|
| 紙のノート・地図 | 乗った日や思い出も書ける。路線図に色を塗ると全体が見える | 割合の計算は自分でする。持ち歩くと傷む |
| 表計算(エクセルなど) | 路線ごとの距離を入れておけば、割合が自動で出る | 最初に路線と距離の表を作るのが大変 |
| 記録用のアプリ・サイト | 駅を選ぶだけで区間が記録できる物が多い | 使えなくなったときに記録を移せるか確かめておく |
| 画像のカード | 人に見せやすく、節目ごとに残せる | 細かな区間の記録には向かない |
表計算で作るときの形
表計算で記録するなら、1行を1区間にして、次の列を作ると後が楽です。
- 会社名・路線名・区間(どの駅からどの駅まで)
- 営業キロ
- 乗った日(空なら未乗)
- メモ(どの列車に乗ったか)
乗った日が入っている行の営業キロを合計し、全体の合計で割れば乗車率が出ます。会社ごとの割合は、会社名で絞り込んで同じ計算をします。営業キロは紙の時刻表の駅の一覧などで調べられます。営業キロの意味は営業キロとは?にまとめました。
記録を続けるコツ
- その日のうちに印を付ける:旅の帰りの列車の中で付けるのがいちばん忘れません。
- 節目で画像に残す:年の終わりや大きな旅のあとに、その時点の記録を1枚の画像にしておくと、増えていく様子が見えて次の目標が立てやすくなります。
- 細かすぎる記録から始めない:最初から駅単位で全部記録しようとすると手間で止まります。路線単位から始め、慣れてから細かくするほうが続きます。
主な路線の乗車率をカードにする
乗りつぶし記録をつくるでは、JRの主な幹線・新幹線と大手私鉄の主な路線から選んだ50路線に、乗った印を付けるだけで、会社ごとと全体の乗車率(営業キロの割合)を出し、SNSに載せられる縦長のカードにできます。距離はおおよその営業キロで、路線ごとに「乗った・乗っていない」の2つで数えるので、細かな区間まで管理する道具ではありません。詳しい記録はノートや表計算でつけ、節目に見せるための1枚を作る、という分け方で使うと便利です。